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「何やってんの?」 俺は心臓が鳴っていた。全力で走っただけではないだろう。 「・・なにって、教室に戻るとこ・・・・?」 あいつは不思議な顔している。 そりゃ、そうだろう。いきなり廊下で、知らない男に声かけられたら。 知らない男・・・。なんか傷つくな・・・・・・ あいつは訝しみながら俺の横を通り過ぎようとした。 俺はあいつを離したくなくて、あいつの手首を咄嗟に掴んでいた。 「・・・・???あのーー?」 「何?」 「・・・・・・離してくれませんか?」 そう言われて、やっと俺はあいつの手首を掴んでいたことを知った。 「ん?・・・・あ?!なんだこれ!・・・・・・・・ごめん。離せないや。」 「??なんで・・ですか?」 「俺が離したくないから。」 「??????」 やべー。 なんで俺、手首掴んじゃってんだろ。 いや、俺から離れて行きそうだったしな。俺って上出来? いやいや、何か話さないと、不審に思われてるぞ。 しかし、触ってしまった。今、触っている。 手首ほせー・・・・・・・ いやいやいや、会話会話会話・・・ 「ね?俺のこと、知ってる?」 「・・・知らないです。」 あ。やっぱ知らないんだ。ショック・・・・・・。 「ね、俺ってどう?」 「はい?!」 「俺の顔どう?ブサイク?好みじゃない?」 “俺ってどう?”って・・・・・・・俺変態みたいじゃん。 「か、かっこいいと思いますけど・・。」 「かっこいい!?好み??!」 かっこいいって! 俺、かっこいいって!! 「こ・・・・好み・・・・・・?い、いや、好みとかって別に・・・」 「好き?!俺の顔!顔好き?!」 やべー。 止められねーよ。どんどん突っ走っちゃてるよ。 「え、す、好きとかいきなり言われても・・」 「嫌いじゃないよね!?」 「す、好きも嫌いも分かんないです・・・いきなりで・・・・」 「なんで!?俺がこんなにあんたん事好きなのに、あんたは違うの!? この俺が!俺は完璧な男なんだよ!!その俺が!俺が!!! あんたみたいな冴えなくて、とろくて、ダサ男なオタッキーのこと、好きなんだよ! お前みたいな超平凡な男を俺は好きになっちゃったんだよ! すげー愛しちゃってんだよ!!」 ・・・・・・あ? こいつ、顔真っ赤だぞ。 はは。かわいい・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・あ!?! 俺今何て言った?! あ、あ、あい、愛しちゃってるとか言わなかった!? 愛!? そうなのか!?!俺!!!!!! |