友達?

「やっやっ八束!」

「ん?あ、榊じゃん!!そうそう!お前すっげーかっこいいなー! この前もらったチケットで見に行ったんだけどさ、すっげーなー! お前って、顔だけじゃないんだなー!」
華ちゃんが、俺のことかっこいいって…かっこいい…。。。

「あれ?で、榊は何か用?」
華ちゃんが俺のことを見つめている…

「榊?」
華ちゃんが眉間に皺を寄せた。

「あっ!あ、いや…。あの…、八束が、その、ライブ、見に来て…くれたから…お礼、言いたくて…」
華ちゃんの顔が綻んだ。
「何だよ礼って!つかさ、俺がお礼言わなきゃじゃん。あのチケット金取ってんだろ?俺、払ったほうがよくね?」

「ぜっ全然!!お金なんて、いらない!俺が、華ちゃ…じゃなくて八束にあげたんだたから!!」
華ちゃんは、俺がいきなり勢いよく言ったから驚いて、目が大きくなっている。
「あ…そう?そんな言うんなら…。でもさ、何で俺にくれたの?」
華ちゃんは不思議そうな目で俺を見ている。

「…えっと……と、と、…とも、だち…になりたくて…」
「友達?…そんだけ?」
「え?…うん。」
華ちゃんが笑い出した。
まずは友達から・・・て思ったけど、それもダメなのかな?

「なんだよ、友達になんのにチケットなんていらないのに〜。
んじゃ、今から友達な。よろしく。」
華ちゃんが手を差し伸べてきた。
俺は恐る恐る華ちゃんの手に触れた。
「んじゃ、友達になったんだから、もうそんなにどもんなよ?それとも、いつもそうなの?」
俺は首を振った。華ちゃん以外には普通にしゃべる。華ちゃんが特別なのだ。

「えっと、ふっふつつか者ですが、末永く宜しくお願いします!!」
「ハハ、なんだよ。それ。お前ってさ、凄いギャップだな。スカしてる奴と思ってたけどさ、全然違うな。面白いな、お前。」
はっ華ちゃんが俺を誉めてくれてるっ!!
うわうわうわ〜〜!!!

「やっ八束!!」
「あ?何?」
「あ、あのさ………はっ華ちゃん…て呼んでいい?」
「…華…ちゃん?なんかそれってこっ恥ずかしいんだけど。普通に華って呼び捨てでいいよ」
うわー!!華ちゃんからお許しをもらえた!しかも呼び捨てなんて…!!

「んじゃ、俺も下の名前呼び捨てで呼んでいい?」
「え!?うっうん!!!呼んで!!!」

華ちゃんが俺の名前呼んでくれるなんて!!

「えっと…。ごめん。名前何ていうの?」

華ちゃんは俺の名前を知らなかったらしい…。
……仕方ないよね。今まで接点無かったんだし。
………俺って存在感無いのかな?

「榊 竜円…です」
「リュウエンて言うのかー!かっこいー名前だなー!!…えっとー、じゃあ、リュウて呼んでい?」
「い…いいよ。」

華ちゃんが…リュウって……リュウってー!!!

「いやー、しかし、お前みたいな超有名人と友達になれるなんて俺ってついてんなー!」

…それは俺です。華ちゃんと友達になれたなんて見に余る光栄です。。。

「よろしくな!リュウ!」
「よっよろしく…は…華…」

うわうわうわー!!
恋人同士みたいだ!!!


その後、俺たちは携帯のアドレス交換して別れた。
俺の携帯の中に華ちゃんの電話番号とアドレスがっ!!!



『よ!華っす!本当にチケットあんがと!お前スゲーかっこよかったし!(`▽´)
んじゃ、これからもヨロシク!(^皿^)』

華ちゃんからメールがっ!!!
かっかわいい……

うっうわー!!!!!!!!!!!


俺は今までにないほど興奮してしまった。




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